パーレイ法というシステムベットのデメリット

パーレイ法は、非常に有名なシステムベットの一つです。
勝率2分の1、配当2倍のギャンブルにおいて、パーレイ法がばっちりと決まれば、少ない金額で大きな額の勝利をつかむことができます。
しかし、確率の関係でなかなか決まりにくいという問題もあります。

今回はそんなパーレイ法のデメリットをご紹介していきます。

パーレイ法というシステムベットのデメリット

パーレイ法とは

パーレイ法は、賭けに勝ったら、配当としてもらった額をすべて次のギャンブルに賭けるというやり方です。
「勝ったら倍」というルールは、「負けたら倍」というルールであるマーチンゲール法と対照的であることから「逆マーチンゲール法」などとも呼ばれます。

必勝法ではない

パーレイ法の最も大きなデメリットは、必勝法ではないということです。
多くのシステムベットは、マーチンゲール法であれ、ココモ法であれ、モンテカルロ法であれ、何回かのゲームを1セットとして、そのセットで高確率で勝ち越せるように計算されています。
もちろん100%ではありませんが、かなりの高確率で成功する方法が多いです。

そんな中、逆を行くパーレイ法は非常に高い確率で負けることを前提とした「必敗法」とすら言えるシステムです。
勝てば大きい分、ほとんどのケースで負けます。
実際のところ、トータルで勝つのか負けるのかはその他のシステムベット方と比べてほとんど変わらないということは、多くのギャンブラーが分かっているのですが、ほとんど負けるとわかっていて数%の勝ちに賭けるというやり方や、せっかく勝ってもそのすべてを次のゲームに全部賭けてしまうというやり方が、人間の心理的になかなか受け入れがたい部分もあるようです。

そのため、高確率で小さな利益を得られるマーチンゲール法やモンテカルロ法に人気が集まってしまうのです。

強い精神力が必要

パーレイ法を使いこなすには、非常に強い精神力が必要になります。
これには2つの意味があります。

一つ目の意味は、「5連勝や6連勝をした後で負けてしまい、それまでの合計勝利数が水の泡になった時に気持ちをリセットする精神力」ということです。
例えば、事前にパーレイ法を切り上げるタイミングを7連勝に設定していた場合は、6連勝まで来て、最後の2分の1のゲームで負けてしまうということは、その確率の通り2分の1の確率で発生します。
あと一歩というところまで来て、それまでに奇跡のような確率で積み上げてきた報酬が得られないというのは非常に残念なことです。
ここで気持ちをリセットする心の強さが必要になるのです。

2つ目の意味は、欲に流されない精神力です。
当初は7連勝までで終わりと決めていたとしても、7連勝できた時に「もう1回ぐらいなら賭けても勝てるんじゃないか」という気持ちになってしまいます。
それまでに7回連続で勝っているわけですから、次も勝てそうな錯覚に陥ってしまう気持ちもわかります。

しかし、結局その勝率は2分の1ずつなのです。

まとめ

パーレイ法は、非常に有名なシステムBETの方法ですが、その他のシステムベット方法に比べると、勝率を上げるというタイプのものではなく、むしろ勝率を大幅に下げ、その代わり当たれば大きいというスタイルにしたものです。
まさにギャンブルと言った一獲千金的なスタイルのBETシステムなのです。