マーチンゲール法の落とし穴

負けたら賭ける金額を倍にしていく有名なベットシステムに「マーチンゲール法」というものがあります。
おそらくベテランのギャンブラーの方であれば、多くの人が一度は使ったことがある方法だと思います。
それ程システムベットの中でもメジャーなものです。

しかし、このマーチンゲール法は一つ大きな落とし穴があります。
ギャンブラーに甘い蜜を吸わせて、少しずつ少しずつ穴におびき寄せて一気に穴に落とすようなイメージです。
もちろん、マーチンゲール法というベッティングシステム自体に、そのような意思はありませんが、そう思ってしまうほどこのシステムベットは巧妙な悪魔のシステムなのです。

マーチンゲール法の落とし穴

マーチンゲール法の甘い蜜

マーチンゲール法の他のシステムベットと違う部分は、「高確率で勝てる」ということです。
もちろん、1回1回の勝負は勝てる確率と負ける確率が2分の1ですが、「1回勝つか、マーチンゲール法の継続が不可能になるまで」という部分までを1セットと考えると、非常に高確率で勝利を収めることができるのです。

例えば、最初に賭ける金額を1ドルとしましょう。
そして、あなたの手元には300ドルがあります。
この状態でマーチンゲール法を行うと、7連敗までであればマーチンゲール法のシステムに則ってゲームを続けることができるのです。
そして8回目の勝負で負けてしまうと、255ドルを失うことになりますが、2分の1の確率で勝てるゲームで8連敗する可能性は0.39%。
つまり、99.61%の可能性で勝てるのです。

勝ったときの金額はたったの1ドルですが、これだけ高確率で勝てるしゲームというのはカジノにもなかなか存在しません。
試しにマーチンゲール法を一回使ってみて勝つことができたら、「次も勝てるのではないか」と考えてもう一度マーチンゲール法を行いたくなります。
すると次も勝つことができます。
「なら次も勝てるだろう」と何度もマーチンゲール法を繰り返すことになるのです。

マーチンゲール法の落とし穴

マーチンゲール法のゲームを繰り返していくと、だんだん脳みそが麻痺してきます。
1ドルずつの勝利だったとしても積み重なれば大きな額になってきます。
コツコツと勝利を積み重ね、ギャンブラーは「次も勝てる」「その次も勝てる」と、いつか襲いかかってくる255ドルの負けから目を背け、目先の高確率で手に入る1ドルを繰り返し貪ってしまうのです。

そして、止め時を見失ったギャンブラーは、255ドルの負けという。
落とし穴に落ちていくのです。

まとめ

マーチンゲール法の魅力と落とし穴について解説させていただきました。
冷静になって考えてみれば、マーチンゲール法はハイリスクローリターンな賭け方だということに気がつくのではないでしょうか。